BLOOD+01 ファーストキス 池端良著/BLOOD+ ロシアンローズ1巻 漲月 かりの著

BLOOD+ノベライズ。お話的には基本的にテレビ版をほんとそのままノベライズ
した感じで(台詞もほぼ一緒)最初はもうちょっとオリジナル要素が欲しいなあとか
思いつつ読んでたのですけども、テレビでの矛盾点(外国でも言葉が通じる等)がそれなりに
改正されていたのはおおーと思いましたよ。たとえば小夜はベトナム語はわからないがベトナム
第2公用語であるフランス語は分かる、とかいろいろと。あと登場人物の心理描写も
わりとちゃんと描かれてる感じというか。小夜たんとハジの関係はこっちのほうが良い感じです。
所謂いかにもヲタサービスみたいなあからさまな所はないですが、確かに信頼関係が出来てる
みたいな所がぐっときます。しかし要所要所にいかにハジがイケメンであるか書かれていて
「そうだ…ハジさん一応美形設定だったんだ…」と思い知らされた(笑)
挿絵は箸井地図様ですのでもう文句ないです。挿絵だけでも
ときめく事ができますよ。

BLOOD+ ロシアン・ローズ(1)
漲月 かりの作:Production I.G作:Aniplex
角川書店 (2006/04/28)

完璧なハジ小夜小説ですよ(断言)
あとがきを読むと裏設定としてハジは家事万能らしいよ!!その裏設定が遺憾なく小説でも
発揮されております。ちゅうかこの小説ではっきりとハジさんが小夜たんに対して
恋愛感情を持っている事が描写されているのもぐっとくる。しかも小夜たんも自分と同じ
気持ちであろうと信じていてその言葉をなんとか小夜たんに言わせようとしたりなんだこの
積極的な人!!みたいな!しかも小夜たんに近づく男に浴びせるそのジェラシービームは
なんだ!みたいな。まあお話自体はすごい少女小説〜て感じで久しぶりにこんなサーモンピンクな
小説読んだみたいな感もなきにしもあらずですが。(買う時かなり恥ずかしかった20代女子)
挿絵に関しては割と好みが分かれる所かと。個人的にはこういう絵柄にはあまり惹かれないの
ですけどもひとつすげえハジ小夜全開な挿絵があってそこは正直萌え過ぎたです。ハジさんが!
小夜たんに!!みたいな感じで。